ことの始まりは、Sさんが新しい機材・ソフトを使って、とてもすばらしい天体写真を数多く撮っているのを傍目で見ていました。パソコンをのぞくと今撮ったばかりの天体がしっかり撮れています。何故かと聞きましたら、インタバルタイマー、リレーボックスを一まとめにして撮っているのだと言いました。最初に機材セッティング、ソフトの調整などをしっかり済ませば、後は天体を導入し、インタバルタイマーやリレーボックスで自動的に撮ってくれるとのこと。さらに話を聞くと、リレーボックスを使うとPC上でステラナビと同時に使えるとの話。この話のきっかけで、リレーボックスが欲しくなりました。Sさんは自作でなくインターネットで買ったとか。私は自作できないかと観望会の反省会でそのことを話したら、Fさんが回路図を作ってくれるとの話になりました。数日中に回路図がメールできました。さらに部品のフォトカプラTLP521-4と4.7KΩを付けてくれました。他の部品を早速、秋葉原へ行き調達。もらった部品を除いて基板など総費用は500円程度。回路図に基づき部品を半田付けし、一応リレーボックスの箱物完成。パソコンにリレーボックスをパラレルに接続し、WebカメラをPCに接続。Guide Dogを起動し、PCがリレーボックスを認識するかテストしました。でも、認識しませんでした。半田付けが間違っていないか何度も何度もチェックをしましたが、認識しません。認識しないことをFさんに話したところ、快く現物をチェックしてくれることになりました。トランジスタの足の位置が違っていたので、直してくれました。そして、FさんのPCと赤道儀にリレーボックスをつなぎテストしてもらったら、作動したと直ったリレーボックスを観望会の反省会に持ってきてくれました。持ち帰り、早速テストしたところ、相変わらず認識しないのです。認識しないことをNさんに、霞ヶ浦遠征時に話しました。その話がメールの載り、Fさんが見かねて、五本松運動広場でリレーボックスを一緒にテストしようと提案してくれました。行き先不明の状況だったので、大変うれしかったです。早速Guide DogのN,S,E,Wのボタンを押すと緑になり、テスターで電流が流れているかを見たところ、3.3Vそれぞれに流れていることがわかりました。でも、赤道儀(EM10)のほうはRA.Decの1Pinのみマイナス4.97V、他は0Vでした。これはEM10がおかしいと結論付けました。これで、このEM10は3度修理することなり、相性の悪いEM10と思いつつも、スターベースにその旨話し、持ち込むことにしました。持ち込む前にもう一度EM10の電流を測ってみようとテスターで測りました。テスター棒を間違えて測ったところ、RA,Dec全部5Vの電圧を確認しました。仮に配線し、Guide Dogでテストしたところ、見事EM10がリレーの作動を認識しました。
もう、大変うれしかったです。完成まではかなりの時間はかかりましたが、自作の醍醐味を味わうことが出来ました。ここにあらためてSさん、Fさんにお礼を申し上げます。このように、東葛星見隊のメンバーはそれぞれの分野で得意の技術を持っていますので、東葛星見隊活躍に大変貴重なもので、大変ありがたいです。(k)
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