2013年6月12日水曜日

6月8日(土)、9日(日)森と紙のなかよし学校観望会応援してきました。

6月8日(土)、9日(日)丸沼高原にて「森と紙のなかよし学校」観望会の応援をしてきました。
スタッフは、7日(金)に現地入りして、森と紙のなかよし学校の準備をしました。7日はあいにく寒気が入り込み、時折、強い雨模様でした。高現役でのミーティングを終えて、山登りの班と紙すき班に分かれて作業を進めました。
夜になっても曇空で一向に晴れる様子はありませんで、スタッフ皆さんとの観望会は残念ながら、できませんでした。
8日朝、雲間に青空が少し出ましたが、まだ、寒気の影響は残って曇りがち。12時少し前、東京駅からバス1台で参加者の家族が到着しました。この時点でも、時折、雲間に晴れが出る程度でした。早速、シャレーで「森と紙のなかよし学校」の開校式が行われ、昼食をとって、13時ころロープウエイで2000mの天頂へ行き山登りをしました。
山登りの途中、日本製紙のスタッフにより、森林のこと木の種類などを丁寧に説明しながら、30分かけて血の池まで登りました。途中にはまだ残雪があり、子供さんたちは喜んで雪に足を突っ込んだりして楽しんでいました。到着した血の池には天然記念物のクロサンショウウオが生息していて、今の時期は、産卵後で池の中には袋状(バナナの形?)の卵がいくつかに分かれて産卵されていました。スタッフの説明を聞いて、参加者の家族の皆さんはこんな高所で生息していることにびっくり、卵の形にまたびっくりでした。
同じ登山道を下り、途中、チップ作りの為の小枝1本を拾い、2000m足湯に浸かって癒し、
16:30までにシャレーに戻りました。戻ると、今度はどんぐりの苗木を植樹(とても、簡単な作業)をしました。
17:00すぎから、拾ってきた小枝をピーラを使って、チップをおよそ1時間かけて作りました。家族の皆さん懸命に削ってたくさんのチップが出来上がりました。
18:15から夕食のバーベキューが始まり、スタッフの皆さんが汗をかきながら焼き上げていました。ご苦労様でした。早速、バーベキューをいただきました。
この頃の時間になると空は一気にピーカンの晴れの状態になっていました。最高の星空の条件です。参加者の皆さんも気がついて、話の中で、早く星空が見たいと声が聞こえてきました。「森と紙のなかよし学校」の責任者Moriさんの計らいで、星空観望会の予定時間を早めてくれたので、
19:30ころから観望会スタート。一気に子供さん・家族が準備完了の望遠鏡に集まりました。
早速、現場での天文教室。まず、北極星の探し方(北斗七星から)、北極星が見つかったら、東西南北の確認、春の大曲線などをNaitouさんのレーザーポインターを使って解説、体験してもらいました。
待ち遠しい土星を観望してもらいまいました。皆さん「ううーすごい」「輪が見えるー」「初めて見たー」などの歓声を上げていました。土星、M13、M57、ベガ、デネブ、アルタイルアークツールス、スピカ、おおぐま座、こぐま座(星座のおおぐま座、こぐま座のしっぽが長いのはなぜですか?と言うギリシャ神話を付け加えました)などなどたっぷり見てもらいました。
時間が経ち、濃口の天の川が昇ってきて皆さん異口同音で「すごーい」と一層歓声の渦でした。21:00に一旦お開きになり、数組の家族が残ってさらに繰り返し繰り返し星空を堪能してもらいました。22:30お開きとしました。
Naitouさん、Kishinoは写真撮影の準備に入りNaitouさんは北アメリカを撮ったようです。自分はEX赤道儀の調子をテストできればOKなので、オートガイドで300secで撮ったところ、PHDグラフは乱雑でしたが、撮れた画像は星が○になっていたので、完全終了にしました。
スタッフの皆さんが反省会をしていたので、合流して23:30頃まで歓談して床ににつきました。
9日朝、露天風呂で空を見ると昨夜からのピーカンの状態が続いていて、太陽のプロミネンスと黒点を朝食後見させてあげられると息が上がりました。
7:30朝食後子供さんら家族が、NaitouさんがShimizuさんから借りてこられたプロミネンス望遠鏡と黒点望遠鏡を同架した望遠鏡に集まり観望し始めて、「これ何??」「生まれて初めてプロミネンスを見たー」「えー、この黒点が地球の2、3倍の大きさ?地球はたいへん小さいね」などなど大変賑やかに観望してもらいました。
見終わった子供さんを集めて、ミヤウチ100mm双眼鏡を使って、10数mの花を導入して見てもらい、クイズとしてその花が実際どこの場所にあるのか?子供さんら一斉に探し始めて「あったー」「ここー」と場所を指定していました。とても、楽しんでいました。
8:00すぎ家族はバスでトンファンに移動して、昨夜作ったチップから紙を作る体験コースに行きました。トンファンに到着後、日本製紙工場の紙作りの行程をプロジェクターで勉強して、紙すきスタッフから紙すき手順の見本を学びました。
早速、自分自身で紙すき、水分の絞り、アイロンがけをしてハガキ完成。郵便番号のゴム印を押すと立派なハガキに皆さん感激。子供さんは3、4枚と一生懸命作業して、体験をしました。11:45一連の「森と紙のなかよし学校」のイベントは最終の修了式に入り、ひとりひとり校長先生から終了書を手渡されて子供さんにこにこ。
バスに乗って手を振って、皆さん有意義で楽しかった雰囲気を持ちつつ帰宅していました。
星空担当スタッフも後片付けがほぼ終了した12:15現場責任者Sasamaさんに許可を頂き、帰宅しました。Sakaiさん、Naitouさん、森と紙のなかよし学校スタッフの皆さん、大変お疲れ様でした。                  Kishino