9月15日(土)、16日(日)の両日、丸沼高原 標高2000m天空の星空観賞会の応援をしてきました。台風16号が沖縄、九州西側を狙っている時期でしたので、影響が出るかなと思っていましたが、大きな影響はなく、2日間ともまずまずの天気でした。
今回のイベントは群馬県とのジョイントで群馬天文台も同じようなイベントのようです。参加者は、丸沼高原HPやセブンイレブンの広告誌などで知った一般客が対象です。そのため、今回初めてのイベントなので集客数がまったく読めないと丸沼高原の担当者の方は言っていました。
15日、17時過ぎ、丸沼高原センターハウス3階で行う天文教室の準備を済ませたあと天気になることを祈っていました。雷もありえる予報でしたが、18時の天文教室が始まってぐんぐん良い方向になっていきました。
1回目の参加者は30名くらいで、私としては多いのに、ちょっとびっくりで嬉しかったです。天文教室終了後天空2000mへ行ってもらいました。2回目の天文教室(20名くらいの参加者)が終了した19:30ころ、外を見たら雲ひとつない好条件でした。19:45ころ天空2000mに到着。ロープウエイを降りたとたん、東のほうから黒い雲が速いスピードで押し寄せてきて、あっと言う間に天頂付近雲に覆われてしまい、2回目の参加者は愕然。でも、風があって数分待っていたら、天頂付近が開けてきて、一気に全体が晴れになり、参加者の皆さん、すごい、すごいの連発でした。ほとんどの皆さんは、自分の目で天の川を見た経験がなさそうで、天の川と言う言葉がまったく聞こえてきませんでした。私がグリーンレーザーポインターで天の川を指して説明すると、方々から、あれが天の川・・・、そのうち、こんなに見えるんだー、はっきり見える、すごい、などなどの声が上がりました。標高2000mは360度見渡せ、暗さ抜群、空気はすっきり、2000mで空気層は薄いで、確かに天の川や星の見え方は、濃くて抜群でした。
100mmミヤウチ双眼鏡でアルビレオ、M31、ペルセウス二重星団など見てもらいましたが、皆さん、大満足でした。とは言っても、20:20ころには再び雲が押し寄せて、雨までが降る最悪に急転直下。しばらく皆さんとロープウエイ駅で雨宿りをしながら待ちました。30分ほどで止んで、再び星空を観賞しました。でも、安定せず、再び21:30ころには雲が一面覆って、時間も時間なので、皆さんに声をかけて下山決意しました。ロープウエイを降りたら、皮肉にも満点の星空になっていました。センターハウスの暗い場所で、再度100mm双眼鏡で星空を見てもらいました。22過ぎお開きにしました。今夜の天空2000mに上がった方々は100名を越えたようだとロープウエイの担当者の話でした。
16日(日)は、昼ころから厚めの雲が出てきて、夕方ころになっても一向に雲が取れません。やはり、台風の影響かなと思いながら、天文教室の準備を済ませて、17時過ぎ、夕食を済ませて、空を見たら、所どころ青空が見え始め期待が一気に増して来ました。18時の天文教室には30名くらいの参加者がありました。天空2000mでの観望をたくさんしてもらいたいため、30分に縮小して、ロープウエイに向かってもらいました。この時には満点の星空になっていました。19時の天文教室には20名ほどの参加者で、やはり30分に縮小して、一緒にロープウエイに向かいました。空は満点の星空で、相当期待の持てる星空です。東から1、2m程度の風がありましたが、空を見上げたら、昨夜以上に360度満天の星空が待っていました。昨夜は、ミヤウチでの観望でしたので、アルビレオを分離しての観望が難しかったのです。朝、FS102に組み替えておきました。そのFS102で70倍にしてアルビレオを観望してもらいましたところ、オレンジのトパーズ、ブルーのサファイヤが分離して、はっきり見え、50人くらいの参加者の皆さん、きれい、分離して見える、オレンジがきれいなどなど声を上げていました。風が吹き、見ているとアルビレオなどがクルクルと回転してしまい、大変見づらかったです。アンドロメダ大銀河を見てもらいましたが、ボーっとした中心部付近しか見えなかったので、あまり感激の声は出てきませんでした。でも、230万年前に出た光が、今、自分の目に飛び込んできたことを知ると、おー、すごいなどの声がありました。最後にペルセウス二重星団を30倍で見てもらいましたが、倍率30倍はアイピースからはみ出はしなかったのですが、微光星の宝石の輝きを堪能してもらうには倍率が20倍程度がぴったりだったようです。最後にはくちょう座、カシオペア座付近の天の川をFS102で、30倍で観望してもらいました。とにかくアイピース全体が星だらけで、皆さんすごいの一言でした。ロープウエイで天空2000mに上がってきた方は昨夜同様100名を超えたかと思います。2時間に及び雲ひとつない満天の星空を天空2000mでの観望は、天の川は濃く、星座を探すのには星が多すぎて難しかったようです。私も、初めての経験となりました。Kishino
機材は100mミヤウチ双眼鏡+三脚です。
2012年9月18日火曜日
2012年9月1日土曜日
「My望遠鏡で月を見よう」観望会を応援してきました。
8月28日(火)、我孫子市アビスタで「My望遠鏡で月を見よう」観望会の応援をしてきました。今回のイベントは、アビスタの「アビスタ学び隊」主催のイベントで、15倍の望遠鏡を工作して、その望遠鏡で月を見ようとの、ものでした。募集人数は小学生4年生以上の15人で、応募者数はなんと60人だったそうです。このような工作すると言うイベントは、学校の理科離れと言われる時でも人気はあるのですね。大切にしたいと思います。
連日の猛暑続きの中、15時集合し、アビスタの担当Hashimotoさんに挨拶。早速、機材を屋上に搬入。汗だくの中、セッティング。15:30ころには参加者の子供さんがぼちぼち集合。第2教室から空を見ると雲があって、心の中では月さえ見られば良しと考えました。16:00にはまだ1人の子供さんが来、いませんでしたが、イベント開始宣言。子供さんら緊張している様子でした。主催者側の挨拶に続いて東葛星見隊のメンバー紹介。早速、望遠鏡工作前のレンズの性質、望遠鏡の種類と使い方をおよそ1時間解説しました。もっと時間が欲しかったように思います。と言うのは、レンズ、望遠鏡とも実体験をしながら解説を聞いていただくことが、将来の望遠鏡操作、星空観望の際に大変役に立つからです。また、実体験用の望遠鏡を車に忘れたため、子供さんに実体験をしてもらえなかったこと大変申し訳なく思っています。
17:00から望遠鏡の工作です。今までの経験から、工作に当たって必ず子ども自身勝手に組上げて、実際に風景を見たらはっきり、すっきり見えないと泣きじゃくしていましたこと、実感しています。そのため、肝心の接眼レンズ組み込みは時間をたっぷり取って組上げました。あとはそんなに難しい工作はないので、スムーズに組上げることが出来て、工作開始後40分くらいで完成しました。早速、風景を見ました。子供さんの目の色が変わって望遠鏡を食い入るように覗きました。「ボケているー」「見えないー」などの声が方々から出てきました。ピント合わせしてやり、覗いてもらったら、「すごいー」「はっきり」「よーく見えるー」と次々に明るい声になりました。子供さんすっかり和んでいました。18:00軽食タイムとなり、アビスタが用意していただいたおむすびをほおばりました。18:50屋上に出て、観望会開始。風があって、天頂付近から南側に雲があり、月が見え隠れしていました。工作望遠鏡で月を見るための竿を組上げて、6人ずつその竿で月を導入してもらいました。ここで導入の仕方を説明して導入してもらいましたが、なかなか上手く導入が出来ず、しょぼくれる子供さんがいましたが、でも、導入できて、満面の顔になり、「クレーターか見えた」と大変喜んでいました。この時点で、メンバーがセッティングした望遠鏡で西の空低い位置にある土星と火星を観望してもらいました。子供さん、アビスタの方々「すごーい」「輪が見えたー」と興奮気味でした。月、アルビレオ、北極星、夏の大三角などなど見てもらって、子供さんが得意とする「バーチャル天文知識」と本物を見比べてもらい、大変有意義なイベントになりました。予定の終了時間19:50を過ぎても皆さん、一生懸命観望していましたので、20:10に終了宣言をしてお開きにしました。機材撤収後、アビスタ担当者に挨拶して、うおえもんにい行き、夕食と反省会をして、21:50解散しました。Kounoさん、Naitouさん、Fujitaさん、Marukawaさん、大変お疲れ様でした。Kishino
連日の猛暑続きの中、15時集合し、アビスタの担当Hashimotoさんに挨拶。早速、機材を屋上に搬入。汗だくの中、セッティング。15:30ころには参加者の子供さんがぼちぼち集合。第2教室から空を見ると雲があって、心の中では月さえ見られば良しと考えました。16:00にはまだ1人の子供さんが来、いませんでしたが、イベント開始宣言。子供さんら緊張している様子でした。主催者側の挨拶に続いて東葛星見隊のメンバー紹介。早速、望遠鏡工作前のレンズの性質、望遠鏡の種類と使い方をおよそ1時間解説しました。もっと時間が欲しかったように思います。と言うのは、レンズ、望遠鏡とも実体験をしながら解説を聞いていただくことが、将来の望遠鏡操作、星空観望の際に大変役に立つからです。また、実体験用の望遠鏡を車に忘れたため、子供さんに実体験をしてもらえなかったこと大変申し訳なく思っています。
17:00から望遠鏡の工作です。今までの経験から、工作に当たって必ず子ども自身勝手に組上げて、実際に風景を見たらはっきり、すっきり見えないと泣きじゃくしていましたこと、実感しています。そのため、肝心の接眼レンズ組み込みは時間をたっぷり取って組上げました。あとはそんなに難しい工作はないので、スムーズに組上げることが出来て、工作開始後40分くらいで完成しました。早速、風景を見ました。子供さんの目の色が変わって望遠鏡を食い入るように覗きました。「ボケているー」「見えないー」などの声が方々から出てきました。ピント合わせしてやり、覗いてもらったら、「すごいー」「はっきり」「よーく見えるー」と次々に明るい声になりました。子供さんすっかり和んでいました。18:00軽食タイムとなり、アビスタが用意していただいたおむすびをほおばりました。18:50屋上に出て、観望会開始。風があって、天頂付近から南側に雲があり、月が見え隠れしていました。工作望遠鏡で月を見るための竿を組上げて、6人ずつその竿で月を導入してもらいました。ここで導入の仕方を説明して導入してもらいましたが、なかなか上手く導入が出来ず、しょぼくれる子供さんがいましたが、でも、導入できて、満面の顔になり、「クレーターか見えた」と大変喜んでいました。この時点で、メンバーがセッティングした望遠鏡で西の空低い位置にある土星と火星を観望してもらいました。子供さん、アビスタの方々「すごーい」「輪が見えたー」と興奮気味でした。月、アルビレオ、北極星、夏の大三角などなど見てもらって、子供さんが得意とする「バーチャル天文知識」と本物を見比べてもらい、大変有意義なイベントになりました。予定の終了時間19:50を過ぎても皆さん、一生懸命観望していましたので、20:10に終了宣言をしてお開きにしました。機材撤収後、アビスタ担当者に挨拶して、うおえもんにい行き、夕食と反省会をして、21:50解散しました。Kounoさん、Naitouさん、Fujitaさん、Marukawaさん、大変お疲れ様でした。Kishino
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