2020年2月16日日曜日

2020年2月1日(土)親水広場「星空たんけん観望会」 当日の天気は、数日前から晴れの予報が出ていて、当日を迎えました。 朝から、ピーカンの星空たんけん日和です。今までになく、まったくと言うほど、 天気を気にすることなく、主催者に開催できる旨、連絡が出来ました。 親水広場の第一駐車場に16:30集合。この時点でも、ピーカンの状態で、 安心して、望遠鏡をセッティングできました。 主催者側から、定員50名で、申込者が早々と満員と報告があり、私たちも気合が入っていました。 18:00からの天文教室をでは、いつも通りの「星の見方の基本」をして、当夜観望していただく 天体の説明で、「電視観望でオリオン大星雲を見よう」を中心に金星、月(月齢7.5)、 アルマク二重星、ペルセウス二重星団、M35ふたご座散開星団、M45プレアデス星団(すばる)、 M42オリオン大星雲を説明しました。説明の初めに、北極星の探し方、冬の大三角やダイヤモンド などを天文教室が終わって駐車場で、レーザーポインターでガイドすることをも説明しました。 観望会が始まりましたが、まったく天気の様子はピーカン状態でした。 レーザーポインターのガイドをYoshitakeさんにいつも通りやってもらいました。ガイドが終わり、 各望遠鏡のところに参加者が並び、観望を始めました。 天気が良いので、雲のことを全く気にすることなく安心して、望遠鏡で担当の天体を観望して もらうことに専念できました。参加者の方も、一つの天体を時間をかけて観望が出来たようで、 満足の様子でした。 東葛星見隊の応援者が、参加者の皆さんと観望した際の様子を、今後の観望会にも参考になるため、 まとめてみました。 ①月 月の表面のクレーターに人気がありますが、近時、そのクレーターの形が地球から見ると Xに見えたり、L、o、v、eに分けて見えたりで、人気が出てきています。月齢によって、 見えたり見えなかったりしますので、毎回観望できるとは限りません。 月を望遠鏡の眼視で楽しんで貰ったり、電視観望でモニタに映し出される画像を見たり できるようにした機材で対応していますと月担当のYoshitakeさん。 XやL、o、v、eなどは、ほとんど参加者の皆さん知らないので、モニタに映し出されている 月画像を見てもらい、Xなどがどこにあるのか探してもらいました。その探すことに 参加者の皆さん楽しんでいたようでした。 もう一人月担当のTakizawaさんは、月は、初心者でも見やすい対象ですが、X、L、o、v、e など新しい見方も出てきたので、改めて勉強します・・・と。 また、月面の説明のため、月面図も持ってくれば良かったとも言っています。 月面の撮影は、人気があります。Takizawaさん特許のスマホ用の撮影補助キットが上手くいって、 撮影が上手く出来たと喜んもらいました・・・。 ②アルマク二重星 目では一個の星で見えますが、望遠鏡で拡大していくと、見えなかったブルーの星が見えて びっくりと喜びを参加者が体験している様子を見て嬉しかったです・・・と担当Kounoさん。 また、目では見えない星を手動で入れたら、参加者が、そんなこと出来るんですねと、 すごく感心されました。星の話、星座の位置など話していたら、参加者の皆さんから、 いっぱい感動をもらいました。ありがとうございます。 ③ペルセウス二重星団 全天で2つしかない二重星団の一つが「ペルセウス二重星団」です。7000、8000光年と大変遠い 天体が、同じ方向にたまたま存在して、地球の私たちからは2つ並んで見える星団です。 砂粒ほどでキラキラと輝き、砂粒の宝石とも呼ばれているものです。低倍率の望遠鏡で観望 すると、2つの星団がちょうどよく視野に入り、その素晴らしい様子は目が慣れる20秒ほど 見入っているとまるで宇宙に入り込んだ様子になりますと担当のItouさん。 双眼鏡や望遠鏡の使い方を、観望の中で説明したら、家に帰って早速見たいと参加者の方。 ④プレアデス星団(すばる) 「すばる」は、日本名。地方では「六つら星」や「はご板星」などと昔から呼ばれています。 目で見ると、目の良い人や子供さんは、6個、7個見えていますが、何かもやっと一個に見えるよと 言う大人も多いです。望遠鏡の20~30倍程度で観望すると、100個以上の星々が一気に目に 飛び込んできます。迫力があります。見たこともない「すばる」を観望して「すごい」と感激 してもらいました・・・と担当のFujitaさんでした。 ⑤オリオン大星雲 2019年1月、同じ親水広場での観望会で初めて電視観望で「オリオン大星雲」をタブレットに 映し出された画像を見てもらいました。その時は、参加者の皆さん、大喜びでした。 今回は、AZマウントPro経緯台に双眼望遠鏡と反射望遠鏡13cm+ASI294MCカメラを 同架して、電視観望と眼視観望を同時に出来る体制にして臨みました。大成功でした。 望遠鏡眼視では、オリオン大星雲自体は、何となくぼーっと白く明るく見えるだけで、 写真のように色、形、模様はまったく見えません。その位置のみと星の位置が分かるだけで、 言われるまで「オリオン大星雲」の認識ができませんでした。口径20cmほどになると、 オリオン大星雲の中心部付近の星雲の様子がうっすらと認識できるようになります。 電視観望は、1秒のほぼリアルタイムで、色、形、模様がタブレットに映し出され、望遠鏡眼視 と比較にならないほど見る楽しみが倍加します。参加者の多くの皆さんが、スマホなどで 次々に撮影していました。担当Kishino kishino
2020年1月18日 我孫子市布佐小学校星空ウオッチング観望会 日中曇りで、何とか星が見えて欲しいと思い、観望会開催しました。 布佐小学校校庭に望遠鏡機材を組み立て始めるころには、金星がうっすら 見えていましたが、天文教室が終わった18:30過ぎには一面曇りとなって、 観望会は中止となりました。残念。 天文教室をした体育館で、太陽系縮小ゲームをしました。 観望会に参加していただいた方々は、およそ20名ほどで、この縮小ゲームに 子供さん10人ほど参加してもらいました。 縮小ゲームは、地球の大きさ12,750kmを厚紙で1cm作り、太陽は109cm、 水星4mm、金星1cm、火星6mm、木星11cm、土星9cm、天王星4cm、海王星4cm をそれぞれ作り、太陽を除いて、割りばしにそれぞれを貼り付けて、手で持ち やすくしてあります。 この縮小は、地球12,750kmを1cmにするには、1/1,275,000,000にします。 また、距離は、同じ縮小率1/1,275,000,000ですると、太陽と地球の 縮小距離は117mに、遠い海王星は3,355mとなって、実際そんな遠くに 割りばしの惑星を持って行ってもらうわけにはいかないので、1/100にさらに 縮小して、太陽と地球は1.8m、海王星は35mにしました。大きさと距離の 縮小率は違いますが、109cmの太陽から水星50cm、地球1.8m、木星6m、海王星 35mなどにして、体育館などでゲームができるように工夫しました。 10人の参加者には、それぞれ割りばしの惑星を持ってもらい、それぞれの惑星の 縮小位置に行ってもらって、参加者の皆さん全員でその状況を見て、聞いて 体験して貰いました。実際、海王星を担当した子供さんは、体育館の舞台の 上に乗って(およそ35m)、こんなにも遠いのだと感心しきりでした。 他の惑星担当の子供さんも、1cmとこんなに小さい地球に自分たちが住んでいて、 太陽が、なんて大きいのかとかなどなど、ゲームを一緒に楽しく体験しました。 最後に、大プレゼントしてしまいました。この太陽系縮小一式を10名の子供さんに じゃんけんで勝った男子児童にプレゼントしましたら、親子さんで大喜び。 一言、大切に使ってくださいね。 これで、観望できなかった分を帳消しするくらいの効果がありました。 主催者のWatanabeさんも大変喜んでいただきました。 その間、応援メンバーには、校庭で終わるのを待っていただき、大変お疲れ様した。 kishino