2009年7月11日土曜日


東葛星見隊の皆さん、梅雨に時期は撮影が出来ず、いらいらしますね。その中、遠征用機材を手直ししました。USB-IOとHSPソフトを使って、ステッピングモーターを1ステップごとに制御してパソコンからピント合わせを座ったままで制御できます。USB-IOキットはKm2から1500円で購入、組み立ては細かいところはありますが、そんなに難しいことはありません。USB-IOをパソコンで操作するHSPソフトはフリーソフトです。現在使っている遠征用撮影のインタバルタイマーはUSB-IOです。USB-IOはソフトを使ってスイッチのIN、OUTのみを行うもので、インタバルタイマーやステッピングモーターの回転制御は良く使われています。HSPソフトはやさしいと本などにも書いてありますが、AKIーH8マイコンのVASICなどのソフトよりは簡単そうに見えますが、私には大変難しいです。USBで電子制御(RBB Press発行)の本で勉強しましたが、未だに理解できないところがたくさんあります。その中、天体写真のHPで、天文我楽苦多工房の池田さんからステッピングモーターの1ステップごとの制御について教えていただき、ラジコン制御プログラムをアレンジして、ようやく1ステップごとの制御が可能となりました。でも、天文我楽苦多工房の池田さんによれば、ラジコンソフトはタイマーを使ってメイン制御しているので、完全な1ステップではないとアドバイス。私自身、ステッピングモーターに歯車3段つけて減速しているので、少しくらいの間延びした1ステップは、減速した最終歯車にはほとんど影響はありません。また、3段歯車なのでトルクがあって、天頂に向けてカメラを付けての加重にも問題なく動きます。ピントゲージを見ていると、針が2~3/100レベルでの動きはピント合わせにも問題はなさそうです。この構想は1,2年前から持っていましたが、ソフトの理解が進まず着手できませんでした。3ヶ月前から、前掲の本を買ってからまじめに始めてようやく出来ました。最終の歯車の組み立てには、以前使っていたEM10のステッピングモータが破損したので、修理したあとの破損ステッピングモータが残っていたので、調べるとSanryushaステッピングギアーモーターでした。ギアーのみを取り出し、試行錯誤で組み立てました。最後にスイッチをつけました。このスイッチにもこだわりがあって、望遠鏡やUSB-IOなど分解する時は配線をコネクターで結線してあるので、ニッパなどで切る必要はありません。この新兵器で早く本番の星空で使ってみたいです。Kishino

2 件のコメント:

メンバー さんのコメント...

なかなか凄いメカニックですね。どうもソフトを自作するのは今までやったことがありませんので、今度教えてください。それにしてもこの装置が早く使えますように、梅雨が明けてほしいものです。(Sakai)

メンバー さんのコメント...

Sakaiさん、お宅的な面はありますが、総重量13Kgなので、NJPには余裕を持って
撮影できるものと思います。ただ、夜空での練習はしていませんので、どのようになるかは分かりません。早く梅雨明けして撮影したいです。(Kishino)