2010年9月28日火曜日

9月25日(土)~26日(日)森と紙のなかよし学校応援してきました。



25日(土)、26日(日)丸沼高原にて、第10回記念「森と紙のなかよし学校」が開催されました。東葛星見隊メンバーは24日(金)から入って応援を始めました。24日は台風の影響でほぼ一日中雨でした。
25日は、朝のうちは曇りでしたが、お昼ごろには雲がどんどん取れ始め、参加者の皆さんが到着した12時ころにはすっきりした天気になりました。今回の参加者は、たくさんの応募の中から選ばれた13組30名ほどの家族です。その他、恒例の地元の尾瀬高校から5人の生徒が参加しました。
12時過ぎから開校式があり、続いて集合写真を撮って、各班ごとに昼食をとりました。
1時過ぎ、スケジュールに入っている「森を歩こう」に行くため、ロープウエイで約6分くらい乗って、一気に1400mから2000mの丸沼高原の頂上へ到着。「森を歩こう」の行程については、Sakaiさんに別途報告をお願いしたいと思いますが・・・。
4時過ぎ「森を歩こう」で小枝を1、2本拾って(自然を大切にということで、生えている枝を折ってはいけません)、戻ってきました。
一休みして、5時からの次のイベント「チップ作り」が始まります。
始まる前の瞬間、すでにセッティングしてある望遠鏡で、太陽を数人の方に見てもらいました。太陽はここようやく活動が活発になって、今回は地球の約10倍くらいの黒点が2個と数個の地球クラスの黒点が確認できました。皆さん、「へー」「すごい」など声を出して感心していました。
5時になり、「チップ作り」が始まりました。皮むきピラーを使って小枝からチップを作るので、安全に「チップ作り」ができるよう紙抄きスタッフから丁寧な説明がありました。子供さんたちも、家族の皆さんも拾ってきた小枝を一生懸命ピラーで削っていました。削った荒削りチップをハサミでさらに細かくしたチップにしました。削ったチップは、紙抄きスタッフが圧力鍋で煮込み始めました。翌日、紙抄きでハガキを作るためのものです。
「チップ作り」が終わって、6時30分から次のイベント「バーベキュー」。担当のお兄さんたちが手際よく肉、シーフード、野菜を焼き上げ、子供さんたちはお腹がすいたらしくモリモリと食べていました。お母さんは食事の準備や後片付けがないのでゆったり、楽しみながら食べていました。焼きソバもあり、食べきれないほどのバーベキューでした。
7時30分、いよいよ東葛星見隊の出番です。気になっている夜空を見上げたところ、満天の星。観望する前、参加者全員が集まって、Sakaiさんから星空説明を勉強しました。ビームライトで夏の大三角、カシオペア座や北斗七星から北極星を見つける方法も説明しました。木星が東の空25度にあり、ちょうど山の稜線から顔を出し始めました。早速、30倍、100倍、200倍で見てもらいましたが、200倍ではシンチレーション(空気の揺れ)で肝心の縞模様が確認できません。たまに縞模様がかすかに見え、「見えたー」、「薄茶色だね」と声を上げていました。低倍率でガリレオ衛星を見てもらいました。8時ころになると月齢17の月が昇ってきて、月の顔を出したとたん辺りが明るくなって薄明かりとなりました。こちらも、低倍率と200倍で月の表面を見てもらいました。欠け始めた付近にあるクレーターを200倍で見てもらったところ、「まるで宇宙遊泳している感じ」「ゆらゆら揺れている」などうっとり。さらに携帯やデジカメで月を撮ってもらいましたが、明るすぎるため、携帯ではほとんど飛んで(真っ白)しまいました。
はくちょう座のアルビレオを見てもらったら、「きれい」「オレンジとブルー、すごい」など歓声を上げていました。その後、W120カメラでボーっとしたアンドロメダ大銀河をパソコンに映し出したら、「すげー」、「こんなに見えるんだー」と驚きの声。ペルセウス座二重星団を見てもらったら、「なにこれ、細かい星がたくさん」「数えられないほど・・・」とびっくり。月明かりなので、うっすらとした天の川がわずかに確認できました(月がなければ、ものすごいほど見えます)。そろそろ、スバルが登場・・・。と行こうかなと望遠鏡を東の空に向けたら、雲がもくもく覆っていました。時間的には10時過ぎです。かなり冷え込んできて参加者は5、6名に。雲間に一瞬スバルを見てもらいましたが、高度が20度くらいとそのすばらしさは体感できませんでした。ここで、お開きとしました。
26日、7時過ぎ、朝食を終えて、とんふぁんでの「小枝から紙を作ろう=紙抄き」の始まる前、7時45分太陽を見てもらいました。昨日見ていなかった参加者の皆さん、スタッフの方々が太陽の黒点を見ました。皆さん、「へーあの大きさが・・・」「地球はなんて小さいのだろうか・・・」とつぶやいて見入っていました。
8時30分、「小枝から紙を作ろう」の解説をプロジェクタを使って紙抄きスタッフが丁寧に解説をしました。10時ころ、いよいよ紙抄き開始。子供さん、家族の方々、慎重に紙抄きを始めました。特に網と紙を剥がす時は、紙が網に付着してしまうので、慎重に剥がしていました。しっかり、水分を新聞紙に染み込ませ、アイロンで乾燥して出来上がり。1回目のハガキはプレーンで、2回目は採ってきたクローバや小さな葉を抄き込み、網を慎重に剥がし、アイロンで仕上げ。「きれい」「やったー」と歓声。3枚目はイニシャルを抄き込み、アイロン完成時にイニシャル型を取り外して完成。「イニシャルがしっかり見える」「へー、イニシャルがへこんで凹凸が見える」と感心していました。それぞれできたハガキは10回記念スタンプでメモリアル。
11時30分、終了式。校長先生から終了証と写真を貰って、子供さんちょっと疲れた様子でしたが、にこにこ。東葛星見隊も天体写真をプレゼントしました。写真に群がって「どれにしようかな・・・。」「あれーもっていかれちゃった・・・」など。
12時、バスの乗って帰路に。森と紙のスタッフの皆さん、大変お疲れ様でした。Sakaiさん、大変お疲れ様でした。Kishino

2 件のコメント:

メンバー さんのコメント...

Kishinoさん、お疲れ様でした。今回は第10回にふさわしい「星空」となり、皆さんに喜んでもらいました。観望の様子を入れました。連続3回の晴れに当たり今回はちょっと余裕が出たのか写真を撮ることができました。11回以降もよろしくお願いします。
Sakai

メンバー さんのコメント...

Sakaiさん、「森と紙」写真ありがとうございました。晴れバージョンになると余裕が出ますよね。それでも、曇りバージョンはしっかり準備しましたね。11回以降も晴れになりますように・・・。Kishino